著書『縫わずにできるすてきなロゼット』発売

以前からワークショップを行っていた「縫わずにできるロゼット」が、1冊の本になりました。
10種の型紙を利用して、お好みの大きさ、形のロゼットが作れます。

以下は書籍をご購入いただいた方へのフォローページとなります。
制作でつまづくことがありましたら、お読みください。
上手に仕上げる、ヒントになるかもしれません。

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本をご購入いただきまして、ありがとうございます。
ワークショップでお会いした方もいるかもしれません。
本をご覧になってから調べてくださったり、Amazonのページからとんできてくださった方もいると思います。

このページでは『縫わずにできるロゼット』をきれいにつくるためのポイントを、より細かく解説しています。
初めてつくる方は参考にしていただけると、より楽しく思いどおりにつくれると思います。
このような長い文は、本にはおさまりませんでしたが、なんとかみなさんに気づいてもらえて、読んでいただけたら嬉しいです。

同じ本を持っている方を知っていたら、
このページを教えてあげてくださいね!

03◆ リボンに合う両面テープは強力タイプか普通タイプか、調べてからつくる!
紙にテープを貼り、リボンの端をしっかりつけて剥がしてみてください。
基本は強力タイプのほうが作業が楽なので良いのですが、リボンの中には(特にサテン)、
紙がビリビリっと剥がれてしまうものがあります。
サテンはメーカーによって、張り付きすぎてしまうものがあるのです。また、リボンのほうがダメになってしまうものも。
ほとんどが強力タイプでできますが、リボンにも個性がありますので、作る前にテストしてみてください。

◆ いちばんはじめはスタンダードなものを!
型紙1でワンウェイプリーツ。グログランリボン25ミリ幅、強力タイプの両面テープで作ってください。
リボンはサテンより、グログランのほうが作りやすいです。
グログランリボンは、ナミナミしていて接着面が少ないので、強力タイプでOKです。

◆ リボンはたるまないように!時々裏をチェック!
33ページの上を見て下さい。ワークショップで、いちばんつまずく方が多いところです。
ここ、たるんでしまうときれいではないですし、リボンが足りなくなりますので要注意です。

◆ 最後の処理に気をつけて!
ワークショップで2番目につまずく方が多い行程が、プリーツのリボンの最後の処理。切り過ぎ注意です!
切る前に、33ページの写真をよーーく見て、折りはじめのリボンの端と、折り終わりのリボンの端の長さを確認してください。
2枚いっぺんに切ってしまわないよう、気をつけてくださいね。長さ違います。
一発でざくっと切らなくても全然大丈夫です。少しずつ短くして調整してくださいね。

04◆ リボンの厚みや性質を知ろう!

・厚いものは、チロリアンテープや、刺繍のあるものベルベットなどです。

グログランリボンはメーカーによってかなり差があります。すごく薄いのもあれば、固くて厚くてしっかりしたものも。

サテンリボンは、シングル(片面)とダブル(両面)があります。もちろんダブルのほうが厚みがあります。
本のサテンはすべてダブルを使っています。サテンはコシと張りがあるリボンです。
“コシがある”とは、折ってもしなっとならずに弾力があるということです。

オーガンジーリボンは、薄いですがコシがあります。作りにくいと感じる方も多いと思います。

両端にワイヤーが入ったリボンでは作るのが難しく、オススメしません。
が!リボンの端からワイヤーを引っ張ると、するすると抜けるものがほとんどです。
中には抜けないものもあると思いますが、うまくワイヤーが抜ければ、普通に使えます。

 
◆ 使いたいリボン~プリーツの種類や大きさを選ぶ
つくりたいプリーツの種類や大きさ~使いたいリボンを選ぶ
リボンを買い込んでいざつくろうとしても、そのリボンではこのプリーツはできなかった、
その幅ではこの大きさのものはつくれなかった、ということになってしまうかもしれません。
まずはお手本をみて同じような材料で作ってみてください。
オリジナルでつくる時は71ページを参考にして、リボンやくるみボタンや布を選んでください。

◆ 型紙5と6でのワンウェイプリーツはリボン選びが重要!
折り紙で鶴をつくる時を思い浮かべてください。厚い紙だと、小さい鶴は折りにくいですよね。
また、キャラメルの包み紙で極小鶴が折れるのは、紙が薄いのもありますが、紙にコシがなく、一度折り目をつけると元に戻ろうとしないからです。
ロゼット作りも、折る作業ですので一緒です。
小さいのをつくる時は、使うリボンは薄くてコシのあまりないものを。
グログランリボンの薄いものか、(新宿のオカダヤさんには、薄いの厚いの、両方のグログランのお取り扱いがあります。2014年10月17日現在。それ以降はお店に確認してくださいね!)あとはさわってみての感覚です。
大きい型紙から練習してリボンに慣れれば、このリボンなら作れる!っていうのが、きっとわかるようになります。
※余談。本にもありますが、型紙5と6は、裏の厚紙はつけなくても作れます。

◆ サテンや刺繍リボンで小さいのが作りたい時は・・・
そういう時登場するのがカットプリーツです。ダブルのサテンでも、刺繍のリボンでも大丈夫です。
大きい型紙でも、リボンが厚くて作りにくいと感じたら、カットプリーツに変更すると良いです。
型紙5と6の時は、両面テープは5ミリ幅に切ってから使うのを忘れずに!
※余談。本にもありますが、カットプリーツは型紙の大きさに関わらずすべて、裏の厚紙は必要ありません。

05◆ 材料が買えるお店を知ろう!
本に載っているリボンやボタンや布などは、海外で買い付けてきたようなものでなく、一般の方が買えるものを組み合わせています。
私は住まいが都内ですので、渋谷PARCOのWRAPPLEさん、新宿のオカダヤさんでよく買い物をしました。
材料をご提供いただいたメーカー様や店舗様のお名前はいちばん後ろにあります。
本の作品は、そこに掲載されているメーカー様や店舗様のものを多く使っています。
実際、お店に行って材料を手に取ってみることがいちばん大切です。
初めての方は、材料を知る、慣れることから始めてみてください。